ゲロル日記

日々起こったことをつらつらと

デザイナーベビーはありかなしか

デザイナーベビーとはいわゆる遺伝子情報を操作して生まれた赤ちゃんのこと。

www.newsweekjapan.jp

17年8月、オレゴン州の科学者らが遺伝子編集技術クリスパー・キャスナイン(CRISPR-Cas9)を使ってヒト胚のDNAを編集したという報告がネイチャー誌に掲載された。この種の研究は既に中国やイギリスで行われていたが、アメリカでは初の試みだった。

遺伝子編集技術という言葉を聞くと、いいイメージと悪いイメージ両方が沸いてきます。

いいほうは、先天的な病気を防ぐほうですね。記事にもあるように突然変異に関係する遺伝子の「スペルミス」の修正や先天性疾患の治療や、さらに疾患の根絶といったものです。ガン家系とか、糖尿病になりやすいとか、うまれつき心臓が弱いとか、、そういった遺伝的に避けられなかったものを避けられるようになるかもしれません。

悪いほうは、ちょっと具体的に説明はできないのですが、その編集技術を過度に使ってしまうこと全てなのかもしれません。過度に運動能力を高めてしまったりとか。オリンピック選手の遺伝子情報を使った赤ちゃんが作られるとかそういった感じでしょうか。とにかく、作られる、というところがいけない、と判断されそうです。

こういったことについては、まだ法などはないということで、そして世界共通のガイドラインを作るのは時間がかかりそうです。お互いの価値観のすり合わせなどが入ってくるでしょうから。そしてそれに違反したことをどうやって見つけるのか、とかも大変そう。今後オリンピック選手やスポーツ選手は、デザイナーベイビーでないことを証明するために、ドーピング検査のようなものを受けないといけないのかも。DNAを過去の人間と照合して、もしくは親兄弟のDNAを提出した上で、それらと過度に異なっていることがないといったような検査をするのでしょうか。

病気の根絶などに使われるのはいいのですが。。