電気自動車(EV)普及はまだまだ先なのかな
電気自動車(EV)の割合は1%、約10万台。それも
VWが18年に販売した電気自動車の数は約4万台で、販売台数全体に占める割合はわずかに0.4%。プラグイン・ハイブリッド車も含めると販売台数は約10万台となる。
ということだそうです。これはVW特有なのかと思いきや
独BMWが18年に販売した電気自動車の台数は前年比38%増の14万3000台とVWを上回った。ただ、グループ全体の販売台数に占める割合は6%にとどまる。
なんだそうです。。
では、電気自動車専業のテスラはどうでしょうか。
2017年、記録更新して10万台超え!あ、あれ、専業のテスラもそのくらいの台数なのですね。
しかし、希望はあるのかも?
第2四半期で4万台超え!ということは通年ではもっと期待できそう。さらに・・・
おぉ、第3四半期は第2四半期の約2倍の8万台!ということは通年ではどうでしょうか。20万台くらいでしょうか?
一方世界の車販売台数はというと・・・
この記事にある上位10社を足し合わせると約7,200万台。各社1%台だとすると、世界で72万台くらいでしょうか。。なかなか厳しい数字ではありますね。
世界における電気自動車普及
すごく簡単ですが、調べてみました。まず普及台数ですが、中国がトップです。母数が多いからでしょうかね?
次にEV普及率トップの国はというと、ノルウェーのようです。
出典:約4割がすでに電気自動車!世界で最もEV普及率の高い国は?
では、普及にあたってどのような課題があるのでしょうか。A.T. Kearneyのレポートからの引用です。
課題1:天然資源が乏しい中でのバッテリー生産
要はバッテリーを十分に作れないと言うことです。電気自動車のバッテリーにはリチウムイオン(Li-ion)かニッケル水素混合(NiMH)という天然資源を使うのですが、これらが不足しているということです。スマホのバッテリーとは格段に使う量が違うのでしょうかね。。
課題2:バッテリーのリサイクルおよびリユース
上記の記事ではこの課題2について、具体的に何が課題なのかが、文章も非常に長いためわかりづらいですが、要は限られた資源を使ってバッテリーを生産しないといけないにも関わらず、リサイクルおよびリユースが難しい、経済的合理性が見えずらいといった内容だと思われる(たぶん)。電話のバッテリーと同じように、古くなると電池の持ちが悪くなるらしいです・・・電話ならいいですけど、車だとちょっといやですね。。。
課題3:CO2排出量:BEVとICEV
これも非常に難解に書いてあるので、わかりづらいのですが、恐らく、電気自動車になればCO2排出しなくなるんでしょ?といったイメージもあるが、実はそんなことはなく、場合によっては電気を作ったり、原料のリチウムイオンを採掘したりする際などを含めて、電気自動車に関連する作業と電池資源採掘から走行時、リサイクル時、廃棄くらいまで?に排出されるCO2を計算するともしかしてこれまでの自動車と変わらないのかもしれない、もしくは期待されるほどの大きなCO2削減効果が得られないかもしれないといったことだと思われます。たぶん。
ということで、A.T. Kearneyにはもう少し端的に課題を指摘してほしいと思いつつ、それだけこの電気自動車(EV)に関しては難しいことを理解しなくてはいけないのかも、と思った次第です。