スパイダーバース、どうしてスパイダーマン映画は作り続けられるのか
スパイダーマンと言えば、これまで何度と無く実写で映画化されてますが、元々はアニメだったんですよね。生みの親は昨年残念ながら高いしたスタン・リー。彼はマーベル・コミックでスパイダーマン以外の多くのヒーロー物を生み出しています。主なスタン・リー作品は下記です。
アメイジング・スパイダーマン
ファンタスティック・フォー
X-メン
アイアンマン
ハルク
マイティ・ソー
デアデビル
ドクター・ストレンジ
アベンジャーズ
これを見ただけでもアメリカンコミックヒーローのほとんどがスタン・リーによって生み出されたものだということが分かりますね~
この中でも特に映画化が多いのが、X-メンとスパイダーマンではないでしょうか。アイアンマンも実写化されていますが、本数的にはスパイダーマンが飛びぬけているような気がします。
これまでのスパイダーマン映画を振り返ってみると・・・
サム・ライミ監督の『スパイダーマン』3部作 主演はトビー・マグワイア、ヒロインはキルスティン・ダンスト。公開は2002年です。
マーク・ウェブ監督の『アメイジング・スパイダーマン』シリーズ2作 主演はアンドリュー・ガーフィールド、ヒロインはエマ・ストーン。公開は2012年です。アンドリューとエマは実生活でもカップルになったことで話題になりましたね!
ジョン・ワッツ監督の『スパイダーマン:ホームカミング』 主演はトム・ホランド。この作品ではアイアンマンであるロバート・ダウニー・Jr.も登場しますね。
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』。これは全米公開が2019年7月5日に決定しています。これはホームカミングの続編です。
そして、今回のアニメ、スパイダーバース。スパイダーバースの特徴は複数のスパイダーマンが登場するところですね。
どうしてスパイダーマンは作り続けられるのか
しかし、同じスパイダーマンなのに、そしてストーリーの根幹部分(蜘蛛の能力を身につけたヒーローが活躍する)は変わっていないのに、どうしてこんなにも何作も映画が作られるのでしょうか?いくつか推測してみましょう。
<推測1>
儲かるから。映画ですから、これは外せないでしょう。多くの人が好きなスパイダーマンという前提があり、新しいものを作れば儲かる。これは他のX-メンの映画化が多いこととも同じ理由でしょうね。
<推測2>
熱狂的なファンが多い。推測1と重なる部分はありますが、これは商業的な理由というよりは嗜好の部分です。自分が思っているスパイダーマンはこうじゃない!とか、ヒロインであるMJとはこうなって欲しい!とか、スパイダーマンが好きな人がいればいるほど、スパイダーマンに抱く思いは様々です。
そして映画化するたびにその思いを吐露する人達がいます。そういった人達からの思い、感想を踏まえて、新しい作品が作られているのではないでしょうか。
<推測3>
作品が持つそもそものクリエイテビティー。人間ひょんなことから蜘蛛が持つ能力を手にしてヒーローとして活躍する。しかし、単純なヒーロー物ではなく、
「大いなる力には、大いなる責任が伴う」
という毎回映画の中で繰り返されるこの文章も含めた設定が様々な発想を作り出しているのではないでしょうか。つまり、この文章を含めたスパイダーマンという作品設定が時代によって様々な解釈をされた結果複数の作品が生み出されているということです。
なんだか同じような理由の羅列となってしまいましたが、、、まとめると、何回作っても、同じものにはならないし、既存のファンもいるし、新しいファンも獲得できるし、興行収入も上がる。これにつきるのではないかと思います(笑)