ゲロル日記

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糖尿病は自己責任かどうか論に関して

麻生大臣の発言に対して記者がなんだかもやもやしているという内容です。

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麻生大臣の発言はこちら

「『自分で飲み倒して、運動も全然しねえで、糖尿も全然無視している人の医療費を、健康に努力しているオレが払うのはあほらしい、やってられん』と言った先輩がいた。いいこと言うなと思って聞いていた」と他人の発言を引いて、麻生さんは自分の思いを語りました。

対して記者は経済的な問題、仕事上の都合、遺伝的な問題、子供の頃の栄養状態などを考えると自己責任とは少し言いすぎ?といった感じのようです。

 

全てをひとくくりにしてしまうと議論がかみ合わないでしょうね。実際に贅沢病的に糖尿病になっていたり、健康診断で注意を受けながらも糖尿病になっている人達はたくさんいるでしょう。そういった人達に自己責任と麻生大臣は言っているのかもしれません。

一方で記者はそう言い切れない人達が結構いることを知っているがゆえに、もやもやしているのでしょう。そこをすり合わせない限りおそらくかみ合いませんね。

後はどういった観点での発言か、ということですね。恐らく麻生大臣は医療費抑制の観点でしょう。国民皆保険の日本ですから健康な人が医療費を支えているわけで、それがあまりに過剰であることは改善の余地があるでしょうね。なので、ではそれをどうやって改善していくか、というところに論点を持っていったほうがいいでしょう。誰の責任といったことももちろん見ていく必要がありますが、そこを最初に議論してしまうと、犯人探しだけが横行してしまうでしょう。なので国家として議論していくべき優先順位をはっきりさせつつ個人の見解というのも持っているといいのではないかと思うのです。