新日本スーパーマーケット同盟はイオンに勝てるか
まじめなお話です。
要はイオンに対抗するために地方の有力スーパーが同盟を結んだ結果売上高1兆円規模の勢力になったということです。ドラッグ業界でもマツキヨに対抗してウエルシアができて、売上高は逆転してます。
ただ、国内マーケットは縮小傾向ですから、大規模化したからといって勝てるかというとそうでもない気もします。イオンのように全国画一のサービスを提供するのであれば仕入れパワーを発揮できるかもしれません。しかし今回の同盟は各地方で勢力を持つスーパー同士の同盟です。それぞれその地域の特徴をつかんだ上でビジネスを展開してきたはずなので、同盟を組んだとしても、どれくらいの効果が出るかは、もしくはイオンに対抗できる効果が出るかはちょっと不透明です。
イオンだってもちろん多少の地域色は出していると思われますが、基本は画一的なサービスです。勝手な予測ですが、画一的なサービス・商品が80%、残り20%は地域ごとに異なる商品やサービスを提供といった感じかもしれません。
一方で新日本スーパーマーケット同盟（プロレスチックな名前ですねｗ）は逆くらいなのではないでしょうか。そこまでいかなくても画一的（同盟内で共通化を図れる商品、サービス）なのは50%くらいと予想します。もちろんこれだけでもかなりのボリュームかもしれませんが、イオンに勝てるほどのインパクトが出せるかはちょっとわかりません。でも50%あればいろいろな連携をすることで、それこそこれまでは他地域に進出してやろうと思っていたところ、この同盟で協力関係になったわけですから、メリットの方が大きいのかもしれませんね。
今後の展開に期待しましょう。イオンは小嶋千鶴子さんという女性が作られたんですね。全然知りませんでした。と思ったら創業者・岡田卓也さんのお姉さまのようです。元々は呉服屋さんだったのですね。
