本屋の役割は変わっていくんでしょうね~
まぁこれは本屋に来ているというよりは、観光地になってしまっているということなんでしょうけど、本屋はamazonの登場という話を出すまでも無く、役割を変えていくではないかと思うのです。
うまく表現しているなーと思ったのがこちらの元Yahoo!Japan社長宮坂学氏のツイート
本屋は本を買う場ではなく人が集まり知的好奇心を満たす場になっていくんだろうなあ。旧青山ブックセンター跡地というのがグッとくる。行ってみたい。 https://t.co/UBtyrWbqzh
— 宮坂学 Manabu Miyasaka (@miyasaka) 2019年1月7日
本を買うだけならアマゾンをはじめとしたECサイトがいいわけです。本以外にも買うものだってあるだろうし、重い本を持ち運ばなくてもいいしね。
しかし、それでも何か本屋に行きたくなることってあるのかもしれません。それが上記の宮坂氏が言うような知的好奇心を満たす場、ということかもしれないなと思ったのです。
よく本は英知を結集したものだとか、あんなに安い値段で高度なことが学べるのだから本は可能な限り多く読んだほうがいいといった話を聞きます。そんな本が集まっている本屋というのはまさに知的好奇心を満たす場なのかもしれません。そういう意味では図書館だってそうですよね。
本を買うにしろ借りるにしろ読むということは、何か調べたいこと、知りたいこと、読むことで体験したいことがあるわけで、それを満たしたいから本屋や図書館に行くわけですね。まさにそれは知的好奇心からくる行動だったというわけです。
ということで、今後本屋及び図書館というのは、もしかしてSNS的な機能も加えて、ある共通のテーマに関心がある人同士が交流する場になるのかもしれません。今のところ本屋でいきなり会った人といくら同じテーマに興味関心があるからといって、話をすることはそんなにないかもしれません。でももし本屋、図書館が知的好奇心を満たす場であれば、そういったことだって起こりうると思うのです。
他の人が自分と同じ本を読んでどんなことを感じたのか、自分とは異なる体験をしたら、それも聞いてみたいとか、難しい本であれば解説して欲しいといったニーズもあるかもしれません。本屋や図書館がいろいろな出会いや体験ができる場にこれから変わっていくかもしれませんね。20年後くらいの本屋、図書館を見てみたいものです。